同担拒否なりの苦悩
お気付きの通り、私は錦戸亮くんのファンです。
ジャニーズのファンの中にも様々な人がいます。
この文章はきっと多数の方に否定されるものだと思います。
私はすごく歪んでいるから。
誰かにそう言われたわけではなくて、自分でそう感じているだけです。
とはいえ、錦戸くんや事務所に迷惑がかかるようなことはしません。
錦戸くんを困らせたくはないので。
私は錦戸亮くんが好きです。
そんな人は私だけじゃなく日本中で何万人、も、いるのかな?
詳しい数はわかりませんがとにかく沢山います。
でなきゃあんなにテレビだなんだと出てこないはずです。
錦戸くんのここが格好良い、錦戸くんのここが好きだ、こんなところが可愛い、
数年前までは私もいわゆる『同担』と呼ばれる方々とやり取りしてきました。
いつまでもそんな日々が続いていくんだと思っていました。
でも、オタク人生はそう甘くはありませんでした。
いつからか感じ始めた、拭えない違和感と嫌悪感。
私は『同担拒否』になりました。
最近こそ見かける回数がぐっと増えたような気もするこのワードですが、なかなか受け入れられ難い部類だと思います。
同じファン同士なのになぜ仲良くできないのだ、というごもっともな意見を持った方々が多いために拒否されてしまうのだと思います。
同担拒否になったばかりの頃は、ここぞとばかりに避けてきました。
以前はファンとの交流専用のアカウントも所持していたのですが、繋がりタグなるものには欠かさず『同担拒否』と記載してぶつからないように逃れてきました。
それでもRTしてくるやつの気が知れませんでした。
「『同担拒否』って書いてるやんけちゃんと読めや」と毎回思っていました。
(因みに筆者は関西人です)
ですが今年に入り、拒否なりに心境の変化が訪れました。
拒否を克服しようという気持ちが芽生えたのです。
自分でも嬉しい心変わりでした。
『同担拒否』に少し嫌気がさしていたから。
こんな心の狭い自分などぶん殴ってやりたい、殺してしまいたいと何度も思いました。
たかがジャニーズファン、されどジャニーズファン。
ファンはファンなりに悩みがあります。
全く関心のない第三者からすればちっぽけな悩みでしょう。
でも、そんなことに私は頭が捩れるほど悩んでいました。
だから素直に嬉しかった。
錦戸くんのファンの方のツイートにリプライを送り、数回やり取りしました。
でももう昔のようには戻れませんでした。
やり取りによってまた顔を覗かせた嫌悪感。
気付かないようにしようとしたけれど、私には無理でした。
何が私をこんな風にさせたのかは分かりません。
だってきっかけなんかなかったから。
強いて言うならば、錦戸くんに魅力がありすぎた。
錦戸くんのせいになどしたくない。
でも錦戸くんのせいで、錦戸くんが悪いんだと心の中で責めることもありました。
錦戸くん本当にごめんなさい。何も悪くないのに。
結局克服はできず、今も同担拒否が続いてしまっています。
ライブの際は、隣が錦戸くんファンにならないことだけをいつも祈っています。
団扇や衣服の色など、ファンを強調するもので把握しては睨みつけてしまいます。
嫌気がさす、心から。精神科にでも行くべきかとすら思います。
別に故意にやっているわけではありません。
どれも無意識にやってしまうから余計に嫌なのです。
傍から見たらすごく嫌な人間だから。
もっと優しい人になりたかった。
だけど人間の心はそうそう上手く出来ていないみたいです。
自分の意志が強くても、無理なものは無理だと知りました。
そんなに悩むなら錦戸くんのファンをやめればいいじゃないか、と思うかもしれません。
でも、ああもういいやファンやーめた、で終われるならこんなに苦労してません。
どう考えても、あんなに素敵で魅力的な錦戸くんから離れられる筈などない。
こんな事なら好きにならなければよかったとさえ思いました。
私の錦戸くんへの想いは、応援するというよりも恋をしている感情に近かった。
それに気付いてしまったことが何よりも嫌でした。
普通のファンには戻れなくなったことが辛くて仕方ありませんでした。
それでも錦戸くんをずっと見つめたいし応援していたい。
ファンをやめるという選択は私には到底できません。
2016年、誰よりも「罪なヤツ」なのは他でもない錦戸亮くんでした。